島原城 | 日本の城写真集

島原城 | 日本の城写真集

島原城

肥前国長崎県 / 収録写真枚数:56枚

元々島原の地は日野江藩有馬氏の領地であったが、有馬氏が日向延岡に転封され、代わりに松倉重政が四万石で入封した。島原城はこの時に築かれた城で、着工は元和四年(1616)で四~七年の歳月をかけて建設された。重政は、島原城完成後に日野江城を廃し、島原に居城を移した。
島原城は四万石の大名の居城としては非常に大きく、建設費は貿易から得た利益を充てたが、領民の税や労働の負担も多大であったと言われる。また重政の子・勝家や、天草の領主である寺沢氏も多大な税の取立てやキリスト教弾圧などの圧政を行い、島原の乱が発生した。この時島原城は一揆軍に城を包囲されるが、堅固な守りにより落城せず、一揆軍は原城に籠城した。
城は明治維新により廃城となり、建造物は取り壊されたが、昭和三十九年(1964)に天守が復元されるなど、往時の姿を取り戻しつつある。

日本百名城。元々島原の地は日野江藩有馬氏の領地であったが、松倉重政が入封した時に築かれた城で、着工は元和四年(1616)である。島原の乱では城は一揆軍に城を包囲されるが、堅固な守りにより落城しなかった。明治維新により廃城となった。

(2008/10/19 作成)

島原城付近の地図

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